カテゴリー「★★   1640 作」の1635件の投稿

大番 ★★ Ôban (1957)

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田舎から上京した青年・赤羽丑之助が株取引で才覚を発揮する立身出世物語。『週刊新潮』に連載された獅子文六の同名小説を千葉泰樹監督が映画化。名脇役・加東大介が主演を張ったシリーズ。

昭和2年。四国から上京した赤羽丑之助(加東)は、太田屋という株屋に住み込みで働くことに。生来の記憶のよさで株屋として成功し、おまき(淡島)という恋人もできる。しかし丑之助の心には郷里の富豪令嬢、可奈子(原)への恋心があった。
(日本映画専門チャンネル)

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メモ 加東大介は本当にうまい。「牝犬」という映画で京マチ子を破滅させる兄役で出てくるのだが、登場シーンの色悪ぶりがおかしかった。監督もわざと失笑させるように撮っていると思われる。

本シリーズは淡島千景が奥さん(候補最右翼)で、原節子が永遠のマドンナ役と豪華な配役であり、完結編まで面白くみられた。

上京までのキャラクターつくりで「用心棒★★★」での怪演・快演を思い出す。

あらすじ(goo映画)

昭和二年の夏。一人の若者が東京駅に降り立った。不敵の面魂の、この若者の名は赤羽丑之助。

--彼は四国の寒村に貧農の子として生れたが、百姓嫌いで小学生の時から鯨とりをするのだといって親を仰天させた。

十七歳の年、若衆宿に入り、酒、煙草、(三木のり平に)ヨバイの教育まで受ける。十八歳になった丑之助は、町の富豪森家の令嬢可奈子を見かけ、その美しさに呆然自失となる。

この可奈子に丑之助が恋文を渡したことが村中に知れて大騒ぎ、遂に彼は行方を昏まし東京へ飛出して来たというわけである。 以下略

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美味しんぼ ★★ Oishinbo (1996)

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日本映画専門チャンネル
 

グルメブームの火付け役となった同名ベストセラー 漫画を森崎東監督が映画化。三國連太郎と佐藤浩市の初の親子競演が話題を呼び、劇中で実際に親子役に扮している。

共演に羽田美智子。東西新聞社が創立 100周年を記念して企画した“究極のメニュー”。その担当に文化部の山岡士郎(佐藤)と栗田ゆう子(羽田)が選ばれ、監修として希代の美食家にして陶芸 家・海原雄山(三國)が招かれる。実は雄山と山岡は絶縁状態の親子だった。

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メモ 佐藤浩市を捨てて離婚した三國連太郎というイメージがあったので、下世話な興味から以前から見たかった作品だがどうということはなかった。  樹木希林も見せ場なし。羽田美智子と田中邦衛が良かった。

あらすじ(goo映画)

創立100周年を迎えた東西新聞社は、記念事業として世界の食文化から最高の料理をよりすぐる“究極のメニュー"なる企画を掲げ、その監修役に希代の美食家で、自ら“美食倶楽部"を主宰する陶芸家の海原雄山を迎えようとしていた。

企画の担当者には、文化部の山岡士郎と栗田ゆう子が選ばれるが、雄山は士郎が担当だと知った途端に監修役を降りてしまう。大原社主とともに雄山の屋敷を訪れたゆう子は、そこで雄山と士郎が実は親子であることを聞かされる。

ふたりの間には、母・はつえが危篤にもかかわらず窯の前を離れなかった雄山の態度に反発した士郎が家を飛び出して以来、13年にも及ぶ確執があったのだ。

雄山の説得に失敗した大原は、代わりの監修役として著名な料理評論家に話を持ちかけるが、彼らがさほどの舌を持ち合わせていないことを見破った士郎に白羽の矢を立てる。

そのころ、ライバル社である帝都新聞は、文化事業として雄山監修の“至高のメニュー"なる企画を進めており、その情報を得た週刊タイムが、誌上で “究極対至高の対決"を企画した。

どうしても負けられない意地もあって、士郎たちは対決を受け入れるのだった。究極対至高の一回戦は魚対決で、銀座のホームレス・辰っつぁんなどからアドバイスを受けた士郎は鯛で勝負するが、雄山の日本人の心を動かす平凡な鯵のひらきの前に敗れる。

二回戦の中華対決では雄山の仏跳墻に対し、士郎は乞食鶏で挑んだが、またしても軍配は雄山に上がった。そんなおり、士郎を兄のように慕う元美食倶楽部支配人の娘で、現在は雄山の屋敷で暮らしている里美が、体の調子を崩して倒れてしまう。

ゆう子の説得で雄山の家を訪れた士郎は、昔、はつえが作ってくれたのと同じ丹波の煮豆が食べたいと里美にせがまれた。里美のために煮豆を作ってやろうとする士郎に、雄山は勝負を挑む。

父子の意地を賭けた煮豆対決は翌朝にまで及んだが、里美の選んだのは士郎の煮豆だった。器作りから始まる究極対至高の第三回戦を前に、今度こそ負けられない士郎は、窯に向かう雄山の姿を見ながら 以下略

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煙突の見える場所 ★★ Entotsu no mieru basho (1953)

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日本映画専門チャンネル
見る方角によって本数が変わって見える"お化け煙突"のある東京・北千住。

戦争で前夫を亡くした弘子(田中)はサラリーマンの隆吉(上原)と二人で暮らし、家の2階を独身の仙子(高峰)と健三(芥川)に貸して生活をしている仲睦まじい夫婦。

ある日この家に赤ちゃんが捨てられたが、実はそれは弘子の前夫の仕業だった…。

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メモ 浦辺粂子が出ているのでうれしい。

あらすじ(goo映画)

東京北千住のおばけ煙突--それは見る場所によって一本にも二本にも、又三本四本にもみえる。界隈に暮す無邪気な人々をたえずびっくりさせ、そして親まれた。

足袋問屋に勤める緒方隆吉(
上原謙)は、両隣で競いあう祈祷の太鼓とラジオ屋の雑音ぐらいにしか悩みの種をもたぬ平凡な中年男だが、戦災で行方不明の前夫をもつ妻弘子(田中絹代)には、どこか狐独な影があった。

だから彼女が
浦辺粂子)が紹介してくれた競輪場の両替えでそっと貯金していることを知ったりすると、それが夫を喜ばせるためとは判っても、隆吉はどうも裏切られたような気持になる。

--緒方家二階の下宿人、ひとのいい税務署官吏の久保健三(
芥川比呂志)は、隣室にこれまた下宿する街頭放送所の女アナウンサー東仙子(高峰秀子)がすきなのだが、相手の気持がわからない。彼女は残酷なくらい冷静なのである。上昇志向の友人(関千恵子)がいる。

--と、こんな一家の縁側に或る日、捨子があった。添えられた手紙によれば弘子の前夫塚原(
田中春男)のしわざである。戦災前後のごたごたから弘子はまだ塚原の籍をぬけていない。

二重結婚の咎めを怖れた隆吉は届出ることもできず、徒らにイライラし、弘子を責めつけた。泣きわめく赤ん坊が憎くてたまらない。夜も眼れぬ二階と階下のイライラが高じ、とうとう弘子が家出したり引戻したりの大騒ぎになった。

騒ぎがきっかけで赤ん坊は重病に罹る。あわてて看病をはじめた夫婦は、病勢の一進一退につれて、いつか本気で心配し安堵しするようになった。

健三の尽力で赤ん坊は塚原の今は別れた後妻、勝子(
花井蘭子)の子であることがわかり、当の勝子が引取りに現われた時には、夫婦もろともどうしても赤ん坊を渡したくないと頑張る仕末である。

彼らはすつかり和解していた。赤ん坊騒ぎにまきこまれて、冷静一方の仙子の顔にもどこか女らしさが仄めき、健三はたのしかった。おばけ煙突は相もかわらず、 以下略

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如何なる星の下に ★★ Ika naru hoshi no moto ni (1962)

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三人姉妹それぞれの愛の姿を描いた高見順の同名小 説を、名匠・豊田四郎が映画化。

長女に山本富士子、次女に池内淳子、三女に大空真弓が扮する。東京・築地のおでん屋「惣太郎」を切り盛りする美沙子(山 本)は、常連客の倉橋(池部)に想いを寄せるが、なかなか気持ちを表せない。

次女で歌手の玲子(池内)、末っ子でレビュー・ダンサーの雅子(大空)も、そ れぞれ恋の悩みを抱えていた。


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あらすじ(goo映画)

江戸の名残りを漂わす下町の一角に、おでん屋惣太郎がある。おでん屋の亭主惣太郎(加東大介)は、以前は鳴らした曲芸師だったが、今は傷痍軍人で酒と麻雀に明け暮れている。

そんな惣太郎でも、惚れて養子にした女房のおまき(
三益愛子(実は酒乱!)は亭主に弱い。

この二人の間に美しい三人姉妹がある。長女の美佐子(
山本富士子)は結婚に破れて家を手伝っている。山本富士子の友人の乙羽信子は山本富士子が森繁にまた騙されないかと心配している。

彼女は、初めての男但馬(
森繁久彌)の印象を捨て切れずにいたが、いつしか店に通って来る倉橋(池部良)に淡い思いを寄せ始めた。店の客 西村晃は山本富士子に惚れている。

次女の玲子(
池内淳子は歌手志望、プロダクションの社長は山茶花究である。同じ歌手の大屋五郎(植木等)に惚れているが思いのままにならない。植木等は池部良の前妻の淡路恵子ともつきあっている。

やがて妹の三女雅子(
大空真弓)と大屋との関係を知って愕然とする。三女の雅子は若い踊り子で、倉橋池部良は美佐子の妹とも知らず雅子の出る劇場へと通いつめる。

こんな小さな町の小さな家にもつぎつぎと事件が起こった。金にがめつい雅子は、そのがめつさ故に香港へ売られ、父の惣太郎は卒中で倒れたのだ。

美佐子は、こんな小さな家にさえも押し寄せてくる人間の運命を感じないわけにはいかなかった。「誰が可哀そうって、人間は皆んな可哀そうよ、人間皆んなが可哀そうなのよ」とすすり泣く美佐子には、 以下略

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おえんさん ★★ Oen-san (1955)

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女だてらに魚市場で働くヒロインが、一人息子の結 婚話と自身の恋に戸惑う。「ゴジラ」の本多猪四郎監督が水谷八重子主演で撮りあげた女性ドラマ。

当時の築地魚河岸の様子が生き生きと描かれる。早くに夫を 亡くしたおえん(水谷)は、息子の広志(小泉)を一人前に育てるために河岸で働いている。

広志は食堂の娘、珠子(司)と結婚を誓い合う仲だが、おえんの胸 中は複雑だ。そこへ、昔の恋人でブラジルで成功した谷(清水将夫)が帰国して…。


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メモ 小泉博司葉子をあきらめるのが、ずいぶんとあっさりとした諦めかただと思ったが、放映順序が違っていたのか。再見してからまた判断するか。しかしあらすじ(goo映画)との違いはないようだが。

あらすじ(goo映画)

魚河岸の市場で、男ばかりの仲買人にまじって、おえん(水谷八重子)は威勢よく働いていた。愛情のない結婚だったが、早く夫に死なれたあと、一人息子広志(小泉博)の成長を楽しみ に二十年間、男の世界で生活を支えた。

広志は河岸の天ぷら食堂の珠子(
司葉子)と恋仲になり、おえんは二人の仲を認めたものの、いざ結婚となると息子を奪われるよう な気がして、はっきり承知できなかった。

その頃ブラジルで成功した谷(
清水将夫 )が観光団長として帰国し、おえんの姉光江(清川玉枝)に会った。谷は三十年前おえんと恋仲だった が、今の広志と同様、母親の反対で結婚できなかったのである。

四年前に妻を失った谷は、できればおえんと再婚したい気持だが、おえんは息子の事で一杯だっ た。珠子の姉は腹を立てて妹を安夫と結婚させようとする。

谷ほおえんのために用意した五十万円を養老院に寄附してブラジルへ帰った。広志は酒の上から安夫 たちと喧嘩して負傷し、珠子は一心に介抱した。これを見たおえんは心が溶け、 以下略

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恋は異なもの味なもの ★★ Koi ha ina mono aji na mono (1958)

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日本映画専門チャンネル

親同士の企みで結婚させられようとする若い男女が 次第に本当の恋を知る。昭和30年代前半の上野の寄席を舞台にした人情喜劇。

寄席「寿亭」の主人・仙介(日守)は鰻屋 「しのぶ」の主人・繁三(森繁)と相談して、自分の娘の光子(雪村)と繁三の甥の新太郎(藤木悠)を結婚させようとする。

しかし当の2人は、親が勝手にき めた縁談だと憤慨して意気投合。光子はやがて本当に新太郎が好きになるが…。

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森繁久彌出演作品

腰抜け二刀流 ★★ (1950)
三等重役 ★★  (1952)
次郎長三国志 第二部 次郎長初旅 ★★★ (1953)
次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊 ★★  (1954)
警察日記 ★★★  (1955)
夫婦善哉 ★★★★  (1955)
神阪四郎の犯罪 ★★★  (1956)
猫と庄造と二人のをんな ★★  (1956)
恋は異なもの味なもの ★★  (1958)
駅前旅館 ★★  (1958)
路傍の石 ★ (1960)
小早川家の秋 ★★ (1961)
恍惚の人 ★★  (1973)

メモ 津島恵子が大変に可愛らしく、美しい。耐える女を演じると、原節子とは違う味が出る。

雪村いづみを好きになった。蓮っ葉な役が多いが、蒸気機関車を陸橋で見送るのはかわいそうだった。

森繁久彌の愛人の子どもの父親を画面に出すのは難しいのだろう。

あらすじ(goo映画)

寄席「寿亭」の主人仙介(日守新一 )は、五年前に妻に死なれ、一人息子幸介は渡仏、今はその許婚者咲子(津島恵子)と、外人商社に勤める幸介の妹光代(雪村いづみ)を相手に暮している。

仙介の相談相手は鰻屋「しのぶ」の主人繁三(
森繁久彌)、二人は光代(雪村いづみ)と繁三の甥新太郎(藤木悠 )を結婚させようとする。ところが当の二人は、親達が勝手にきめた縁談だと大憤慨、意気投合してしまった。

たまたまその時、繁三(
森繁久彌)の女房おかつ(高橋とよ)は、夫の浮気相手弘子(重山規子 画像22枚目 画像最後から5枚目)の存在をつきとめ、ここに「しのぶ」の従業員による女主人同情ストがはじまった。

困った繁三(
森繁久彌)は咲子を仲裁におかつ(高橋とよ)と和睦、身ごもっている弘子(重山規子)の子供を引きとって彼女と手を切る決心をしたものの、その子がとんだ種ちがいとわかり、呆然とするやらガッカリするやら、スト事件(菅井きん)も無事解決した。

その頃、パリの幸介から、咲子(
津島恵子)との許婚を取り消してほしいと云って来る。困惑する仙介と傷心の咲子だったが、実のところ新太郎(藤木悠 )がほんとうに心を引かれるのは咲子(津島恵子)であった。

それを知った光子(
雪村いづみ)は、いさぎよく身を引き、二人の仲を取りもってやる。咲子(津島恵子)も、許婚者という古い座から解放され、目出たく結婚式へとゴール・インした。

二人が手をたずさえて、新太郎の任地仙台へおもむく日、光子(
雪村いづみ)ははじめて味う甘い青春の悲しみに、 以下略

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蟻の街のマリア ★★ Ari no machi no Maria (1958)

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日本映画専門チャンネル

隅田川畔の"バタヤ部落"とも言われた貧民窟で奉 仕活動に身を投じた女性の殉教的な人生を映画化。この実在の女性、北原怜子役に宝塚を退団した千之赫子が抜擢され、名匠・五所平之助が監督した。

昭和25 年、言問橋そばの「蟻の街」と呼ばれた貧民窟に、敬虔なカトリック信者の怜子(千之)が手助けに現われる。

都庁から立ち退きを要求されていた部落の自治組 織は、怜子を人寄せパンダにしてマスコミの関心をひこうとするが、それを知っても怜子は懸命に 以下略

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メモ バタ屋の三井弘次は、「浮草(うきぐさ)★★★☆」の旅役者のイメージが強い。

多々良純は「「七人の侍」の「へへ、見つかったかい 安くて強くて腕っぷしの良いのがよ(大意)」から「おい、お侍、これを見てくれ」が強烈だった。 

バタ屋と屑拾い、廃品回収(業)、リサイクルショップ 産廃業者の違いがまったくわからない。本作では大八車を使用しているが、運搬手段で分類できるのか?

あらすじ(goo映画)

昭和二十五年、浅草の近く隅田川・言問橋のそばのバタヤ部落、蟻の街に一人の可愛いお嬢さんが訪れてきた。「何か私にすることない?私なんでもやるわ」

バ タヤたちの好奇と不審な目が光った。彼女の名は北原怜子--農学博士の父と優しい母をもつ健康な家庭の娘で、マリアの洗礼名をもつカトリック信者だが、こ の不幸な人々の集団を知って救いの手を差しのべようとやってきたのだった。

蟻の街には立派な自治組織ができていた。会長を中心にバクチ打ちの五三と彼の女 房、元大佐、オンリー上りなど、いずれも変った人間がよくまとまって将来に備え天引貯金さえしていた。

これらの人々の結束を固め、指導しているのが先生と 呼ばれる松木だったが、彼は飛込んできた怜子を利用し盛大なクリスマスを蟻の街で催し、毎朝新聞に取上げてもらおうと計画した。

蟻の街は都庁から追立てを 喰っていた。それをはねかえすにはジャーナリズムを先頭にした世論の同情が必要だったからだ。こうして怜子は、たとえ利用される小道具にもせよ、蟻の街の 仲間入りができた。

バタヤ部落を巡回しているゼノ神父とも知り合った。クリスマスは大盛況で先生の思い通りの成功をおさめた。怜子は部落の子どもたちに勉 強を教えるようになった。

夏休みになったころ、怜子は海へも山へも行けぬ子どもたちを箱根に連れて行ってやりたいと思い立ち、その資金集めにバタヤ車の梶 棒を握った。

彼女の真剣な姿を見て、今まで、お嬢さんの気まぐれと思っていた先生たちも、すっかり打たれた。箱根行きは実現し、やがて怜子、ゼノ神父、住 民たちの協力で教会もできた。

怜子のことを新聞で知ったというモンテンルパの死刑囚からの涙の手紙が、一層彼女に自信を与えた。

怜子は、大人たちを説き伏 せ、子どもたちの協力で、より不幸な人たちへの共同募金のために再び寒空をバタヤ車の梶棒を握った。 以下略 

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猫と庄造と二人のをんな ★★ Neko to shôzô to futari no onna (1956)

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みんなのシネマレビュー

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日本映画専門チャンネル 文豪・谷崎潤一郎の同名小説で、谷崎自身が経験し たといわれる三角関係をモチーフにした人間喜劇。

猫のリリーに異常な程の愛情を注ぐ庄造(森繁)は、妻・品子(山田)と別れ、母・おりん(浪花)と暮らし ている。

おりんは富豪の娘だが、資産家の中島(林田十郎)の娘・福子(香川)の持参金を目当てに庄造と再婚させる。

だが、それを知った品子は彼の愛を取り 戻そうと、猫を強引に連れ帰る…。

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香川京子出演作品

腰抜け二刀流 ★★  (1950)
銀座化粧 ★★  (1951)
朝の波紋 ★  (1952)
おかあさん ★★★  (1952)
近松物語 ★★  (1954)
鉄火奉行 ★  (1954)
慈悲心鳥 ★ (1954)
王将一代 ★  (1955)
驟雨 ★★ (1956)
何故彼女等はそうなったか ★ (1956)
猫と庄造と二人のをんな ★★  (1956)
大阪物語 ★★★  (1957)
どん底 ★★★  (1957)
地上 ★  (1957)
東京の休日 ★  (1958)
杏っ子 ★★  (1958)
かげろう笠 ★★  (1959)
天国と地獄 ★★★  (1963)
赤ひげ ★★ Akahige (1965)
まあだだよ ★★ Madadayo (1993)

森繁久彌出演作品

腰抜け二刀流 ★★ (1950)
三等重役 ★★  (1952)
次郎長三国志 第二部 次郎長初旅 ★★★ (1953)
次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊 ★★  (1954)
警察日記 ★★★  (1955)
夫婦善哉 ★★★★  (1955)
神阪四郎の犯罪 ★★★  (1956)
猫と庄造と二人のをんな ★★  (1956)
恋は異なもの味なもの ★★  (1958)
駅前旅館 ★★  (1958)
路傍の石 ★ (1960)
小早川家の秋 ★★ (1961)
恍惚の人 ★★  (1973)

メモ 香川京子の蓮っ葉な役は珍しい。赤線地帯の京マチ子ならば適役か。浪花千栄子はいつもの浪花千栄子だ。山田五十鈴は、祇園の姉妹(きょうだい)の役柄のまま年輪を経て可愛らしくなった。

あらすじ(goo映画)

庄造は猫のリリーに異常な愛情を抱いている。芦屋にある彼の家は小さな荒物屋だが、家中にリリーの匂いが充満、庄造の生活の大半もこの猫のために費されて いるといってよい位。

庄造の母親おりんは、夫亡きあと女手一つで甲斐性なしの息子を育て上げた勝気な女、しかし世間の評判は芳しくない。庄造の前の女房品 子を追い出したのも、おりんの仕業と噂されている。

品子は確りした女で商売にも身を入れたが、おりんとは全くそりが合わなかった。庄造の叔父中島が娘福子 を庄造にと言った時、一も二もなく承知して品子には子種がないからと追い出したのはおりん。

菓子製造・販売で小金持の中島、福子は母親が死んでからグレ出 し家出二回という浮気娘だが、左前の店にとって持参金付きは大きな魅力。

だが庄造は福子が来てからも相変らずリリーに夢中である。品子は六甲の妹初子の許 に身を寄せたが、妹の夫添山は良い顔をしない。

ある日、仲人の木下から後釜に福子が来たとの知らせ。憤慨した品子は必ず庄造の許に戻ってみせると決心、手 始めにリリーの引取りを考えて庄造に持ちかけるが、はねつけられる。

次には手を変えて福子に向い「庄造は貴女よりリリーが大事なんだから早く離した方がい い」というが、策動に気づいたおりんのためオジャン。だが福子も遂にリリーに我慢できなくなり、揚句の果て、リリーは品子の許へ。

庄造の落胆ぶりはひど く、争いの末福子と庄造は共々飛び出してしまう。一方、品子の家でもなつかぬリリーに弱る中、留守の間に逃げられてしまう。好物のかしわの水煮きを持っ て、品子の家近くでリリーを待つ庄造も、遂にしびれを切らして帰る。

暫くしてリリーは品子の許に戻ってくる。添山は品子の部屋を友人友川に貸すから出てく れと迫るが、リリーに惹かれて庄造が来ると信じる品子は慌てない。

福子は友人多美子に意見され戻ってきたが、庄造の留守に国粋堂の親爺が来て、かしわを買 うと借りた金を請求。福子は庄造が品子の所へ行ったと察しヒステリックに当り散らす。

様子をうかがい知った庄造は逃げ出し、又もやリリーのいる品子の許 へ。品子の留守にリリーと会った庄造は、帰って来た品子に「人間は皆嫌いや、わての気持を知るのはリリーだけや」と叫び、外へ飛び出す。そこへやって来た 福子は品子と睨み合い。 以下略
 

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三等重役 ★★ Santô Jyûyaku (1952)

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みんなのシネマレビュー
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1956年の「へそくり社長」に始まる東宝の"社 長シリーズ"の原型となった作品で、敗戦後に占領軍が行った公職追放によって昇格した重役たちをペーソスあふれるタッチで描く。

小心者でお人好しの"三等 社長"に扮した河村黎吉と、狡猾な人事課長を演じた森繁久彌との絶妙のコンビネーションが好評を呼び続編も作られた。

地方都市の有力会社・南海産業の桑原 社長(河村)は、脳溢血で倒れた奈良前社長(小川虎之助)の世話をしていた女・お鶴(坪内美子)を東京出張に同行させなければならず、先方の誤解を恐れて 浦島人事課長(森繁)も同行するが…。


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森繁久彌出演作品

腰抜け二刀流 ★★ (1950)
三等重役 ★★  (1952)
次郎長三国志 第二部 次郎長初旅 ★★★ (1953)
次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊 ★★  (1954)
警察日記 ★★★  (1955)
夫婦善哉 ★★★★  (1955)
神阪四郎の犯罪 ★★★  (1956)
猫と庄造と二人のをんな ★★  (1956)
恋は異なもの味なもの ★★  (1958)
駅前旅館 ★★  (1958)
路傍の石 ★ (1960)
小早川家の秋 ★★ (1961)
恍惚の人 ★★  (1973)

メモ 河村黎吉 カワムラレイキチ はうまいというのが、野良犬だけではわからなかったが、本作を見て納得した。

進藤英太郎がいかにもという役でおかしかった。千石規子の森繁夫人は、1948年の酔いどれ天使よりも可憐だ。

あらすじ(goo映画)

町の有力会社南海産業の桑原社長夫人は新調の裾模様を着て見たいばかりに仲人を引受ける結婚奨励の回覧板を社内にまわし、村尾とトキ子とがまずその第一陣をうけたまわって結婚式をあげたが、日頃仲の良い秘書の若原と久保とが第二候補にねらわれていた。

追放を解除になり社長復帰を予期されていた前社長奈良剛造氏が脳溢血のため当分復帰困難となったことは、桑原社長を安堵させたが、奈良前社長の世話をしていた女お鶴の身の振り方の相談を受けなければならなかった。

奈良氏の令嬢由紀子は、自分の経営する美容院が南海産業の社員の夫人連で繁昌しているお礼にお鶴への援助を引受けてくれた。

美容院へ集る夫人連は、ボーナスを直接妻へ渡すことを決議して、社長夫人の応援でそれに成功するが、浦島人事課長の智恵で、特別賞与や役員賞与は無事に男たちの手に渡って社員たちをよろこばせた。

東京出張の桑原社長はお鶴を同行しなければならなくなったが、人格者として有名な海山商事の藤山社長と一緒なので、誤解をおそれて浦島を同行した。ところが藤山社長は芸者おこまを同伴、東京駅へ着いて見ると飛行機で先まわりした藤山社長の京子夫人が出迎えていた。

そこでおこまは急に桑原社長夫人に化け、築地の宿でも、桑原はびょうぶを立てまわしておこまと同室で泊まらなければならぬという目にあった。

しかし、東京出張所の田口が妻に死なれて寂しそうなのを見ると、彼の愛している道子という女との結婚をまとめてやったり、銀行頭取の息子勝田亮助を南海へ就職させ、由紀子との結婚をとりもったり、桑原夫人の裾模様は仲々忙しく役に立つのであった。

しかし、亮助がいずれ社長の椅子に着く日も近いので、その時は勇退を覚悟の桑原夫妻は若原と青子の結婚をそれまでにとりまとめたいと思っている。その若い二人は今日も仲よく社長宅へ遊びにやって来て、 以下略

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恍惚の人 ★★ Kôkotsu no hito (1973)

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みんなのシネマレビュー
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有吉佐和子の同名ベストセラーを名匠・豊田四郎監 督が映像化した人間ドラマ。

茂造(森繁)は、老妻の死をきっかけに老人性うつ病になってしまう。嫁の昭子(高峰)にとって介護の日々は苦痛だった。

だがあ る日、茂造が風呂で溺れ、そのせいで生死をさまよったことから、昭子は自分の世話でなるべく彼を長生きさせてやろうと思いはじめる…。

老人問題に終始せ ず、人間同士の愛情という観点からも描かれた秀作。森繁の演技が光る。

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高峰秀子出演作品

綴方教室 ★  (1938)
銀座カンカン娘 ★★★ (1949)
細雪 ★★ (1950)
宗方姉妹 ★★★  (1950)
朝の波紋 ★  (1952)
東京のえくぼ ★  (1952)
稲妻 ★★  (1952)
女の園 ★★  (1954)
二十四の瞳 ★★  (1954)
浮雲 ★★★☆  (1955)
妻の心 ★★  (1956)
流れる ★★  (1956)
喜びも悲しみも幾歳月 ★★ (1957)
張り込み ★★  (1958)
無法松の一生 ★★  (1958)
娘・妻・母 ★★★  (1960)
名もなく貧しく美しく ★★ (1961)
乱れる ★  (1964)
鬼の棲む館 ★  (1969)
恍惚の人 ★★  (1973)

森繁久彌出演作品

腰抜け二刀流 ★★ (1950)
三等重役 ★★  (1952)
次郎長三国志 第二部 次郎長初旅 ★★★ (1953)
次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊 ★★  (1954)
警察日記 ★★★  (1955)
夫婦善哉 ★★★★  (1955)
神阪四郎の犯罪 ★★★  (1956)
猫と庄造と二人のをんな ★★  (1956)
恋は異なもの味なもの ★★  (1958)
駅前旅館 ★★  (1958)
路傍の石 ★ (1960)
小早川家の秋 ★★ (1961)
恍惚の人 ★★  (1973)

メモ 高峰秀子と乙羽信子のうまさに参った。息子役市川泉(プロデューサー市川喜一と女優 関千恵子の実子らしい)が良かった。

あらすじ(goo映画)

立花家は、84歳の茂造、その息子夫婦の信利と昭子、子供の敏が同居していた。茂造は老妻が死んで以来、ますます老衰が激しくなり、他家へ嫁がせた自分の娘の京子の顔さえ見忘れていた。

それどころか、息子の信利の顔も忘れ、暴漢と錯覚して騒ぎ出す始末。突然家をとび出したり、夜中に何度も昭子を起こしたりする日が何日か続いた。

昭子は彼女が務めている法律事務所の藤枝弁護士に相談するが、茂造の場合は、老人性うつ病といって老人の精神病で、茂造を隔離するには精神病院しかないと教えられた。昭子に絶望感がひろがった。

ある雨の日、道端で向い側の塀の中からのぞいている泰山木の花の白さに見入っている茂造を見た昭子は胸を衝かれた。茂造には美醜の感覚は失われていない、と昭子は思った。

その夜、昭子がちょっと眼を離している間に茂造が湯船の中で溺れかかり、急性肺炎を起した。だが、奇跡的にも回復、昭子の心にわだかまっていた“過失"という文字が完全に拭いとられた。

そして、今日からは生かせるだけ生かしてやろうそれは自分がやることだ、と堅い決意をするのだった。病み抜けた茂造の老化は著しくなった。

そんな時、学生結婚の山岸とエミが離れに引っ越してきた。茂造は今では昭子の名さえ忘れ“モシモシ"と呼びかけるが、何故かエミにはひどくなつき、エミも色々と茂造の世話をしてくれるようになった。

しかし、茂造の奇怪な行動は止まなかった。便所に閉じ篭ってしまったこと、畳一面に排泄物をこすりつけたこと。ある日、昭子が買い物で留守中、雨合羽の集金人に驚いた茂造は恐怖のあまり、弾けるように外へ飛び出した。

血相を変えて茂造を捜す昭子の胸に、迷子になり母の姿をみつけた少年のような茂造がとび込んできた。それから二日後、木の葉の散るように 以下略

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