お父さんはお人好し ★ Otousan ha ohitoyosi(1955)
紹介 斎藤寅次郎監督の泣かせありの人情喜劇。父親は花菱アチャコ 、母親は浪花千栄子。13人の子どもの中に10代前半の中村玉緒も居てマンボを披露している。
































メモ 人情喜劇というのは泣かせが入っているのが多い。完全に入っていないユーモアのみの喜劇というのは何があったか。丹下左膳百万両の壺★★★が一番古いか。
本作の泣かせが効果的なのは、悪役に見えた呉服屋の未亡人が、娘の真情にうたれて、登場人物の中で一番の自己犠牲の善人になるという落差だ。
追記 いつもならばその泣かせで星ひとつアップするはずだが。
藤本阿茶太郎は十三人の子福者であった。長男米太郎は父の店の果物店をついでいたが、親父に似ていたって気が弱く未だ独身。彼には洋装店の娘正代という恋人があったが、正代の母親お文が頑固者で中々話がまとまらない。
阿茶太郎がまとめ話に行くと、かえって米太郎を婿にくれといわれる始末、ところが数日たってお文が阿茶太郎の店に来て、彼の次女で未帰還の夫を待つ乙子を、
石橋というお文の遠縁の医者の後妻にくれないかという相談、夫の帰還をあきらめていた乙子は、正代を米太郎の嫁に貰うのを条件に承知した。
ところが突然乙子の夫の為夫が帰って来たので話はまたこわれてしまった。阿茶太郎の商売は不気景で上ったり、その上為夫が甘言にのせられ、阿茶太郎の集めて来た血の出るような金を失ってしまう。
父親の苦境を知った十三人の子供達はそれぞれの立場で父親の苦境を救う努力をする。米太郎の行商を手伝う正代の姿に流石のお文も折れ、自分の店を持参金代りとして正代に与え、米太郎の妻にやることを 以下略
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