かげろう笠 ★★ Kagero-gasa (1959)
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goo映画解説 「水戸黄門漫遊記(1958 三隅研次)」の三隅研次が監督する、長谷川一夫、香川京子の股旅物。
メモ 日本映画専門チャンネル。三十三間堂の主役が長谷川一夫だとは気がつかなかった。本作は少しだけ巫山戯るという長谷川一夫映画に多いであろうパターンだ。こういう役は勝新太郎がやるともっと面白くなるのか。
いや、長谷川一夫のほどほどの方が良いのか。「メクラ」を連呼する脚本だが、差別意識は感じない。こういう映画の方が自由である。タブーは段々と増えてくるのだろうか。香山京子は出演作を結構見てきたが、健康的で可愛らしい。吉永小百合と雰囲気が似ている。本作ではお姫様役、だがずっと盲目という設定なので、明るくなるのはラストの方だけ。
眼科の名医を進藤英太郎が演じていた。間違い、中村鴈治郎だ。長谷川一夫は、平気でいかさまをやるピカロ風だが、その長谷川に切られたやくざ役の役者さんは見覚えがある。藤川準 (フジカワジュン)か、伊達三郎 (ダテサブロウ)か、阿部脩 (アベオサム)か。 出演作からすると伊達三郎だと思うが自信がない。自信がないまま俳優画像ブログでも作ろうかと思っている。
お姫様映画では、国元への御出立で終わるのが他にもあった。飛びだした女大名だったか。











信州高遠藩、内藤駿河守の娘菊姫は盲だった。留守家老岡村十郎兵衛は、駿河守のいないうちに、菊姫を廃嫡してお家乗取りを企んだ。姫の伝育役上原修理輔は姫の危険を感じて、秘かに姫を江戸に送ることにした。
十郎兵衛は腹心の坂本、磯貝らをして、道中で姫を暗殺するよう命じた。この時、同じ道中を気ままな旅を続ける風来坊の関戸の弥太郎は、偶然、菊姫の難を救い、彼女を江戸まで送ることになった。二人は江戸についたが屋敷には行かなかった。
弥太郎は髪結のおしげにおしえられ、江戸一の眼科医荻須湍庵に菊姫をみせた。彼女の眼は必ず癒ることがわかった。それ以来、弥太郎はバクチを打って、生計費と治療代を稼いだ。
弥太郎は姫の眼が癒らないのは不浄の金のせいだと思い、土方などをした。菊姫は弥太郎はヤクザではなく、立派な侍だと思いこんでいた。手術が近くなったある日、弥太郎はまた賭場に行った。
そこでイカサマがばれたことから、梅鉢一家の用心棒になった坂本に姫の居所を知られてしまった。手術の最中にあばれこんだ坂本を、湍庵と弥太郎は身をもって追払った。そして弥太郎はおしげに姫こそは大名の娘だといって、どこかに姿を消した。
菊姫の眼が開いて、国元から用人の藤崎頼母がお家騒動の解決にやって来た。しかし姫の心は浮かなかった。四日経っても姫は目隠しを取ろうとしなかった。大恩ある弥太郎をみるまでは。その夜、一人静かに琴を弾く菊姫の部屋へ、弥太郎は忘れた長脇差をとりにやって来た。
その気配を知って姫は目隠しを取り、弥太郎をみた。しかし、弥太郎は血を吐く思いで逃去った。次の朝、内藤家迎えの駕籠にのった菊姫は、おしげに弥太郎に会えぬなら、今一度眼をふさぎたいといった。姫の行列を見送る群集の中に、 以下略
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