男はつらいよ フーテンの寅 ★★ Otoko wa tsurai yo: Fuuten no Tora (1970)
『時代屋の女房』の森崎東監督による一編。旅先での寅次郎を中心に描き、山田洋次作品とは一風変わった趣を残すシリーズ中の異色作。湯の山温泉の旅館で番頭を務めるハメになった寅次郎。例によっておかみに想いを寄せるが…。 (詳細はこちら)
メモ 日本語字幕あり。
お見合い相手が、旧知のおかみであり、妊娠中で旦那が浮気したと。そして結婚式の準備をという渥美清がてっきり、承知で一緒になろうということかと思って感服した。というか、やられたと思った。そして、旦那が反省して帰ってきてめでたしかと思ったが全然違った。
このおかみ役は植木等映画で見た気がする。またアラタマミチヨがマドンナなんだろうが、そこの芸者でかけおちする梶メイコが大変美しかった。と思ったら香山美子(かやま よしこ)の間違いだった。倍賞美津子ももちろん美しい。
おいちゃん役の森川信を確か色川武大がべたほめしていた。後年ひきついだ松村達雄にはもうしわけないが、この役は軽演劇で鍛えていないと難しいと。有島武郎とこんがらがってしまう。
あらすじには元気で終わるとしか書いていないが、アナウンサーのインタビューを受けて、子供がいないのに3人居ると見栄をはるところが少し泣かせの演出なのか。
テキ屋渡世で全国を回っていたフーテンの寅こと車寅次郎は、久しぶりに故郷柴又へ帰って来た。すると、寅に見合いの話があるという。
叔父夫婦や、妹のさくら、その夫・博らを喜ばせた寅は、翌日、相手に会ってびっくり。
相手は、知合いの駒子という旅館の女中だった。
駒子は恋人の為吉と喧嘩して、腹いせに見合いをしたのだった。
寅は、為吉を呼んでお説教、即座に二人の結婚式をとりもち、飲めや唄えのドンチャン騒ぎになった。
それがもとで、叔父と大喧嘩をやらかし、また柴又を離れた。
一ヵ月後、寅は湯の山温泉で旅館の番頭になっていた。
旅館の女主人・お志津は美しい未亡人で、寅はひそかな想いを寄せたが、またも片想いに終った。
そんなある日、こともあろうに叔父夫婦が慰安旅行で、やって来て、寅のいる旅館に来て、寅と鉢合わせ。二人は、温泉気分もそこそこに帰ってしまった。
数日後、志津の弟・信夫が恋人の芸者染奴に逢いに帰ってきた。
寅は二人の仲をとりもってやった。
しかし、やがて志津に縁談がまとまって、寅はまたも失恋の憂目にあった。
大晦日の夜、寅は、そっと湯の山を去った。
年が明けて、鹿児島桜島へのフェリーボートの上で、相変らず威勢のいい台詞で 以下略
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