ふたり ★★ Futari (1991)
赤川次郎原作、大林監督が再び尾道を舞台にしたファンタジー。突然事故死し幽霊となった姉に助けられて思春期を成長していく妹の姿を描く。妹・実加を映画デビューとなった石田ひかりが好演、久石譲作曲による主題歌「草の想い」も大ヒットした。 (詳細はこちら)
メモ 日本語字幕なし。主題歌を大林監督が歌っているのだが、なかなか味がある。伊勢正三にしては少し下手だなあと。来生たかおでもないし、監督の声に似ているなとは思っていた。
本作は、ラストの方の展開がかなりシリアスなのでびっくりした。富司純子はうまい。そして岸部一徳は良い。非常に難しい役だと思うのだが。うまい、難しい、良い という印象批評の連発である。
批評ですらない。感覚言語だ。たれながしているだけだ。そういう表現を筒井康隆映画エッセイとかで読んだ覚えはほとんどない。小林信彦氏で少し。双葉十三郎氏も少しだと思う。
石田ひかりの初主演作。特典映像の監督と赤川次郎の対談あり。監督は、石田ひかりをはるかノスタルジイか本作かで使いたいと思っていたと。大林監督の会話は聞き取りにくい。現場の助監督も苦労しそう。
フジジュンコではなく、フジスミコさんと監督が呼んでいたから、そうなのか。 本名の俊藤純子(しゅんどう じゅんこ)が藤純子(ふじ じゅんこ)としてデビューして次に寺島純子(てらしま じゅんこ)の本名でワイドショー司会者。さらに富司 純子(ふじ すみこ)として女優復帰か。寺島しのぶのお母さんとは知らなかった。
ワンシーンだがケイ(増田恵子)も良かった。特典映像ではカットされた出演シーンがあった。
あとは石田ひかりが成長するというところが良かった。中島朋子は最後に近いシーンでgingiva(Stressed by NancySeki)がわずかに気になったが、それは気にしすぎだろう。
主題歌の「大林宣彦&FRIENDS」のメンバーが気になっていたが、プロデューサーからの要請で久石譲と二人で歌ったようだ。
大林宣彦監督 レンタル可能作品
HOUSE ハウス ★ Hausu (1977)
瞳の中の訪問者 ★ Hitomi no naka no houmonsha (1977)
金田一耕助の冒険 ★★ Kindaichi Kosuke no boken (1979)
ねらわれた学園 ★ Nerawareta gakuen (1981)
時をかける少女 ★★★ Toki o kakeru shôjo (1983)
天国にいちばん近い島 ★ Tengoku ni ichiban chikai shima (1984)
さびしんぼう ★★ Sabishinbou (1985)
彼のオートバイ、彼女の島 ★★ Kare no ootobai, kanojo no shima (1986)
北京的西瓜 ★ Pekin no suika (1989)
ふたり ★★ Futari (1991)
青春デンデケデケデケ ★★ Seishun dendekedekedeke (1992)
水の旅人 侍KIDS ★ Mizu no tabibito: Samurai kizzu (1993)
はるか、ノスタルジィ ★★ Haruka, nosutarujii (1993)
女ざかり ★★ Onna zakari (1994)
風の歌が聴きたい ★★ Kaze no uta ga kikitai (1998)
三毛猫ホームズの黄昏ホテル ★ Mikeneko hoomuzu no tasogare hoteru (1998) (TV)
なごり雪 あるいは、――五十歳の悲歌 ★ Nagoriyuki (2002)
理由 ★★ Riyû (2004)
転校生 さよなら あなた ★★ Tenkôsei: Sayonara anata (2007)
22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語 ★ 22 sai no wakare - Lycoris: Ha mizu hana mizu monogatari (2007)
ドジでのろまな夢見る14歳の実加(石田ひかり)は、優しい両親と自分とは正反対のしっかり者の姉・千津子(中嶋朋子)に囲まれて幸せな日々を送っていた。
ところがある朝、学校へ行く途中、忘れ物を取りに戻ろうとした千津子は、突然動き出したトラックの下敷きになって死んでしまい、その事故のショックで母・治子(富司純子)はノイローゼ気味になってしまう。
実加はけなげにも姉の代わりを演じようと、ひとり明るく振る舞うが、ある日、変質者に襲われかけた実加は、死んだ千津子の幽霊に助けられる。
その日以来、実加が難関にぶつかると千津子が現れ、“ふたり"で次々と難関を突破してゆく。そして千津子に見守られながら、日に日に美しく素敵な少女に成長していく実加は、第九のコンサート会場で、姉の知り合いだったという青年・智也(尾美としのり)に出会い、ほのかな想いを抱くようになる。
やがて16歳になった実加は、千津子と同じ高校へ進学。演劇部へ入部し、千津子が生前演じたミュージカルの主役に抜てきされるが、そんな実加をやっかむいたずら電話により、治子は倒れて再び入院する。
それと同時に北海道へ単身赴任していた父・雄一(岸部一徳)の浮気が発覚する。崩れかける家族の絆を必死に守ろうとする実加と、それを見守る千津子。
そして、実加がそんな事態を乗り越えた時、それは千津子との別れの時でもあった。こうして自立していく実加は、この出来事を本に 以下略
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